思わずもう一口飲みたくなるような美味しいジェル"SAMURAIGEL"
今年10月に発売されたエネルギージェルをご存じでしょうか?
自らもサブエガランナーとして走る傍ら、食品開発に従事するサブスリーラボ代表の千坂充宏さんがご自身の経験を生かして開発されたSAMURAI GELをご紹介!
今回は、千坂さんご本人に開発時のお話や、商品に込めた思いなどをインタビューしました。
まだ商品を知らない方も、ご存じの方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
――まずは、2種類のGEL(刀・鎧)の簡単な紹介をお願いします。
刀は「カロリー=エネルギー」という常識を超えた次世代型エネルギージェルです。
従来のジェルは糖質量や表面上のカロリーが選択基準となりがちで、実際に私もその考えでした。
しかし調べを進めていくにあたり、実際には糖質よりも体脂肪を効率よくエネルギー源として利用することがマラソンのエネルギー補給には効果的だと分かったのです。
刀は、序盤からエネルギー補給をしっかり行うだけでなく、中盤以降に起こりがちなトラブルをケアするために、MCTオイル(中鎖脂肪酸油)を配合しました。MCTオイルは、脂肪の燃焼をサポートし、マラソンにおけるエネルギー効率を狙っています。
マラソンは元気なうちから中盤以降の対策を打つことが重要です。
刀は回復をサポートしながら、快適な走りをサポートする新しいタイプのエネルギージェルに仕上がっています。
私は朝ラン前にコーヒーにMCTオイルを入れて飲んでいたのですが、その時に粘れる感覚がありました。そんなエピソードやヒントから生まれたジェルです。
鎧はレース後半の筋トラブルや「30kmの壁」を乗り越えるために開発された、リカバリー重視のジェルです。
私自身とにかく30㎞の壁に悩まされました。この30㎞の壁には大きく分けて2種類あり、筋持久力不足由来と自律神経由来です。
いわゆる体的にきつくなるのが筋持久力由来で、バランスよく配合し、粘り強い走りをサポートします。
特に筋肉のダメージを軽減しながら持久力を維持することに特化しており、レース後半の「粘り」に自信を持たせてくれる一本です。
――商品の名前(SAMURAI GEL・刀・鎧)の由来があれば教えてください。
マラソンを走る中で感じたことは、スタートからゴールまで、体をギリギリまで削り込んでいくということです。
特に自己ベストを狙うようなペースで走っていると、体にトラブルが起きやすいですが、果敢に攻めなくては目標達成はありません。
そうしたランナーの姿たるやまさに侍です。
そんな侍の武器として挙げられるのが「刀」と「鎧」です。
刀は、攻撃のための武器でありながら、防具としても機能していたという説があります。これは、マラソンにおけるエネルギー補給が、攻撃と守りのバランスを取ることと似ていると感じたからで、実際にSAMUAIGELの方にはエネルギー補給とリカバリー成分が配合されています。
一方、鎧は守りの象徴であり、レース後半の体の疲労を守りながら走りきるためのサポートが必要だと感じていました。リカバリーに特化した成分を配合することで30㎞の壁を突破する強力な武器です。
そのため、アグレッシブな走りを支えるエネルギー補給の「刀」と、守りの回復サポートの「鎧」という名前にしました。
――なぜ、SAMURAI GELを開発するに至ったのでしょうか?
日々のトレーニングやレースで市販のエネルギージェルを使用していましたが、どうしても味や飲みにくさが気になっていました。
私は食品メーカーで商品開発が本業ですので、「おいしさ」にはけっこう敏感です。
ランニング中に摂取するジェルであっても味が良くないと気分が下がってしまい、結果的にパフォーマンスにも影響を感じることがありました。
実際に、「おいしさ」と「エネルギー変換効率」に関する研究では、美味しくないものを摂取すると、有効成分があっても十分に力として活かされない可能性が示されています。
これを知ったとき、ランニング中の補給食にも“美味しさ”が重要だと強く実感しました。
そこで疲れたときでも飲みやすく、思わずもう一口飲みたくなるような美味しいジェルを自ら開発しようと決意しました。
SAMUAIGELは、ランナーとしての経験と食品開発者としての知識を掛け合わせ、パフォーマンス向上をサポートする理想のジェルを目指して生まれた製品です。
ランナーであり、トレーニング方法を発信する者&食品開発者であることからこれは自分に課された使命ではないかと感じました。
――開発の中で一番のこだわりは何でしょうか?
ジェル開発において、最もこだわったのは「飲みやすさ」です。
先にもお話しした通り、いくら有効成分が含まれていても、飲みやすいと感じるものでなければエネルギーがうまく活用されないと考えました。
ここで言う飲みやすさとは、味だけでなく喉越しなどの「テクスチャー」も含まれます。
食品というのは、そのシーンに応じたおいしさや食感が求められます。ランニング中に飲むジェルも例外ではなく、走っているときに美味しくて、飲みやすいと感じるものは何か?と考え続け、最終的にたどり着いたのが侍ジェルの食感と味でした。
このこだわりが、実際に走りながら体験した結果、ジェルの効果を最大限に引き出すための重要な要素となったと確信しています。
――マラソンランナーとして、ご自身もSAMURAI GELを摂取していると思いますが、摂取することでどう変わったと実感していますか?
刀のMCTオイルの選択はレースで実際に使って正解だったと感じています。
特に、エネルギー補給後の腹持ちが圧倒的に違いました。
またレース序盤の元気なうちに回復成分を配合しておいたことも良かった点で、これにより30キロ以降の失速や筋トラブルが大幅に減少したと感じています。
実際、以前はレース後半に体がガクッと来ることが多かったのですが、今ではそのトラブルがかなり少なくなりました。
鎧に含まれるBCAAとコラーゲンペプチドの組み合わせについては、非常に良い結果を得られたと実感しています。
試作段階ではBCAAの配合量をただ増やすことに重点を置いていましたが、試作や実走テストを重ねるうちに、その方法だけでは思ったような効果が得られなかったんです。
そこで偶然出会った素材がコラーゲンペプチドでした。この素材はBCAAとの相乗効果が期待されており、実際に配合することで、レース後半の筋トラブルが圧倒的に減少したと感じます。
刀にも鎧にもカフェインが含まれていますが、マラソン独特の倦怠感にはかなり効果があると感じています。
カフェインは疲労を本格的に感じる前に摂取するとさらに効果的ですので、レース序盤から摂取するエネルギーコンセプトの刀にも配合して正解だったと感じます。
――特にどういうランナーに摂取して欲しいでしょうか?
SAMUAIGELは、私がサブエガを達成するために走りながら開発したジェルです。
ただタイムを削り込むことを目指すランナーだけでなく、まずはマラソンを完走したいという方にこそ試していただきたいです。
特に、これまでジェルを使うのが苦手だったという方には、大変お勧めできます。
味や飲みにくさが気になっていた方にとって、SAMUAIGELは飲みやすさと美味しさを兼ね備えており、走りながら補給することが楽になるはずです。
また、刀と鎧のシンプルなラインナップで、それぞれのジェルの使い方が明確になっているので、初めての方でも安心して使うことができます。
ぜひ一度お試しください。
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