現在の”厚底”が誕生する前の「厚底」とは、クッション性の高いシューズを意味していました。
しかし、技術の進化により、一つの素材で「クッション性」と「反発力」という真逆の特性を同居させることができるようになったのです。
それまでのレースでは軽量性を重視した薄底シューズで自身の体で着地の衝撃を緩和(吸収)するランニングフォームが一般的でしたが、厚底シューズの誕生以降は、シューズの反発力を生かすために、極端に表現すれば衝撃(反発)をもらいに行くランニングフォームへと移行していきました。
アフリカ系選手では一般的であったこのフォームを国内のトップ選手や市民ランナーも習得するようになって試行錯誤した方も多かったのではないでしょうか?
そのランニングフォームというのは接地方法(フォアフット・ミッドフット・ヒールストライク)だと思われがちですが、その本質は足のつき方だけでなく、上半身~骨盤~膝~足首へと体全身が連動したフォームの事を意味しています。
その中でもとりわけ、体の中心である骨盤周りの使い方は厚底を履きこなす上で非常に重要な部位となります。
そこをカバーするためにサポートタイツを使用することがオススメなのです。