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2017年7月発売のNIKEのヴェイパーフライ4%が厚底の始まりでした。
そのヴェイパーフライを着用した選手が数々の記録を生み出し、厚底ブームが到来しました。

その後、各ブランドも次々に厚底シューズを開発し、現在は"厚底戦国時代"に突入しました。
今年も多くの厚底シューズが出揃いました。
そこで、新作を厚底シューズを一挙にご紹介します。
今年のロードシーズンの相棒選びに是非お役立てださい。

どうやって選んだら良いか?

たくさんの厚底シューズが登場すると嬉しい反面、「どう選んだらよいか?」という悩みも生まれます。
今の最新の厚底シューズにおいて、性能の差はほぼありません。
人気や着用者の多い、少ないはありますが、最後は着用者の”好み”です。
また、どういう特徴があるかを知って履くのと知らずに履くのとでは、履き心地や走りやすさもきっと変わってきます。
感覚的な要素もありますので、万人に当てはまるわけではありませんが、シューズ選びのご参考にはなるかもしれません。

厚底シューズの性能

厚底シューズを差別化する上で、比較しやすい項目として下記の5つの性能で示させていただきます。
この項目は高ければ良いという訳ではなく、あくまで特徴を示す指標です。
また、感覚的な要素が多く含まれるため、個人差があることは予めご了承ください。

①反発力
ミッドソールによる反発力(=跳ね返る力)を示します。

②反発スピード
ミッドソールによる反発(=跳ね返り)のスピードを示します。

③安定感
着地時のぐらつきの少なさを示します。

④フィット感
アッパーのフィット感を示します。ただし、足の形状により変わるため、補強の強さを基準にしています。

⑤軽量性
片足26.0cmの重量を基準にしています。

各シューズの特徴

各ブランドの厚底シューズをピックアップ!
各シューズの特徴をご紹介します!


  • 【コメント】
    世界大会でも着用者の多かったメタスピードスカイ+。
    前作よりも前足部中心に反発フォームを増量し、蹴り出し時に最大の反発力を得ることに成功しました。
    それにもかかわらず重量感は大きく変わりません。


    トップ選手からも「反発が強すぎる」というフィードバックがあるほど、強力な反発を得られるため、安定感・扱いやすさの項目はやや低めにしています。
    反発のスピード感はフォームを増やしたこと、搭載しているカーボンプレートを地面より足側(フラット形状)に近づけたことで、前作よりもレスポンスが速くなった感覚はあります。

    その為、ストライド型の選手向けの打ち出し商品でありながらピッチの向上にもつながりやすくなったと感じます。
    課題は使いこなせるかどうか?になってくるメタスピードスカイ+は走る距離を考えたり、トレーニングでの履きならしを経る事で、強い武器になる可能性を秘めている1足です。

  • 【コメント】
    2022年の世界大会のマラソン優勝者を筆頭に、こちらも多くの選手が着用しているアディオスプロ3。
    使用しているミッドソール素材であるライトストライクプロの魅力は何と言っても反発スピード(レスポンス)の速さです。
    他のミッドソールのように沈み込んでから跳ね返るというよりは、ミッドソールの表面で反発が起こるような感覚は、他のどのシューズとも似ていません。


    反発力は劣る感覚はあるかもしれませんが、小気味よいピッチを刻むには最高の反発スピードだと感じます。
    沈み込みが少ない分、コツを掴めばある程度安定感も感じることができます。
    アッパーはアディダスらしく軽量性を優先した作りで、履く人によっては頼りなく感じるかもしれませんが、シューレースやソックスによる調整でカバー可能な範囲です。

  • 【コメント】
    厚底シューズの火付け役となったのがこのヴェイパーフライシリーズ。
    現在も日本国内での着用者は相変わらず多いです。
    特に安定感と軽量性に優れており、走り方との相性が比較的幅広いことがその一因と考えられます。今では最も安パイな厚底シューズになったと言えるかもしれません。
    多少粘り感のある反発が特徴のZOOM Xを使用しているため、一度着用し、既にこの感覚に慣れてしまった選手は他のシューズに変えるのが難しくなってしまうかもしれません。
    内蔵のフルレングスカーボンプレートは、スプーン型で前足部にかけて深くなっているため、しっかりとスムーズな重心移動をサポートしくれる感覚もあります。


    その重心移動のスピード・蹴り出し(離地)のタイミング・ZOOM Xの反発タイミング、この3点がしっかり合った時、一番このシューズの効果が発揮されるはずです。

  • 【コメント】
    非公認ながら始めてフルマラソンで2時間を切ったシューズの最新作であるアルファフライNEXT% 3。
    忖度なしに、現在販売されている中で最も反発力が強いのはアルファフライが使用しているZOOM AIR UNITであることは間違いないはずです。


    その為、反発力は最高評価を与えています。一方で、そのZOOM AIR UNITは前足部のみに使用されており、その前足部を中心とした走り方(理想はフォアフット)とそうでない走り方では、このシューズから受ける恩恵は大きく変わると考えられます。
    決して走れないわけではありませんが、他の厚底シューズと比較して走りを合わせに行く必要性が高いのは明らかです。
    また、ZOOM Xフォームも多めに使用しているため、接地時の安定感も低めの評価としています。


    とは言え、最もポテンシャルを秘めたアルファフライNEXT% 2は、履きならすことで、大きく飛躍するきっかけを与えてくれる可能性は高いでしょう。

  • 【コメント】
    ピッチ型の選手に向けて開発されたメタスピードエッジ+。
    とは言え、ピッチやストライドを基準にした選び方をする必要は必ずしもありません。


    同じアシックスのメタスピードスカイ+と比較するとミッドソールフォームの厚さは前足部において薄くなるため、コントロールがしやすいというメリットがあります。
    またカーボンプレートもスプーン形状になることで重心移動をサポートしてくれます。


    同じ、メタスピードシリーズ以上にヴェイパーフライに近い感覚があるかもしれません。
    その操作性の高さ故、初めて厚底シューズに挑戦する・今履いている厚底シューズで違和感を感じるという選手には、是非試していただきたい1足です。
    一方で、多少冒険したいと考えている選手には物足りなさも残るかもしれませんので、自身が望むリスクとリターンのバランスを基準に決めてみても良いかもしれません。

  • 【コメント】
    今までのシューズのカタチに囚われないWAVE REBELLION PRO 2。
    シューズのかかとがカットされているインパクトのある見た目通り、少し癖のある走り心地をしています。
    しかし、この見た目はミズノが考える”理想の走り方”(=フォアフット)へ導くための新構造『SMOOTH SPEED ASSIST』を採用しているためであり、この新構造は長い距離(フルマラソン)を走る上で”理想の走り方”をスタートからゴールまで維持するためにかなりのアドバンテージになります。


    フォアフットをすでに身につけた選手、これから絶対に身につけたい選手にとっては強い武器になる可能性を秘めています。
    このWAVE REBELLION PRO 2を履きこなすことができた時、今まで見えなかった景色が見えるようになるかもしれません。

  • 【コメント】
    TAKUMI SEN10は短い距離の駅伝レースで活躍することが予想されます。


    他のシューズより厚底感が低い為、非常にコントロール性が高い一足となっています。
    一方で反発フォームの量が少なくなることから反発力は落ちてしまうのがデメリットです。
    レース中のペース変動が特に激しい3K~10Kにおいては重宝する選手も多くなってくると思われます。
    また、厚底の走り方に向かないと言われている離地時に蹴ってしまう癖のある選手にとっては非常に扱いやすいシューズです。
    薄底から厚底への移行途中の選手、とにかく軽いシューズが好きという選手は足ならしの感覚で、TAKUMI SEN10を試してみるのもお勧めです。
    総じて、中学生や高校生の駅伝ランナーには是非お勧めです。

  • 【コメント】
    位置づけとしては薄底シューズに入るストリークフライ。
    ただし、トラックレースでの使用ができないため、厚底のラインナップに入れました。
    ZOOM Xを全面に使用しているため、どの部位からもZOOM Xフォームからの反発を得ることができます。


    ただし、フォームの厚さも量もほかの厚底シューズに比べて低い為、反発力よりも安定感を重視しています。
    また、PEBAXプレートは中足部のみの配置となり、プレートによる前への推進力はほぼありません。
    どちらかというと高速走行時でも「ぶれない」「ねじれない」安定感はこのプレートの恩恵だと考えられます。
    フィット感においても、補強材が少ないため、数字上弱くはなりますが、足入れ時のピタッと吸い付く感覚は他のNIKE厚底シューズと比較しても上回る要素が十分あります。
    長い距離(フルマラソン)での活躍以上に駅伝シーズンの活躍が目立つことが予想される1足です。

  • 【コメント】
    ロードレースにおいては、まだ大きな結果を残すことができていない印象のFUELCELL SUPERCOMP ELITE。
    その結果に反して、FUEL CELLフォームの粘り気ある独特な反発は好む選手も多いですが、一方で粘りすぎるため安定感に欠けると捉える選手もいると思います。
    圧倒的にスピードを出したときの走りやすさに長けているシューズですので、簡単な試し履きではわからない魅力がこのシューズにはあります。
    また、フィット感も比較的好評で、かつ使用しているカーボンプレートの剛性も程よく、上り坂、下り坂、カーブなど様々なシチュエーションでも力を発揮しやすいのは魅力の一つです。


    FUELCELL SUPERCOMP ELITEで記録を出す選手が現れれば、より人気の出るシューズになるのではないでしょうか?

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