トレーニングシューズと
ランニングシューズの違いとは?
トレーニングシューズは"トレーニングを効率良くすること"を目的に作られたシューズです。
速く走るために足を鍛えたり、正確な動きを身につけやすいようにあえて姿勢を加工しないことがトレーニングシューズの構造になります。
一方でランニングシューズは「速く走る」「安全に走る」「負担を和らげる」という事が目的のシューズです。
速く走るための姿勢をシューズが作ってくれたり、安全に走るためにクッション材に助けてもらったりという事がランニングシューズでは提供されるようになります。
目的が変わることでシューズの構造は大きく変わります。
そのため、本来トレーニングシューズで得られる感覚をランニングシューズでは得られなくなったり、逆にランニングシューズなら負担の来ない筋肉にトレーニングシューズだと負担がかかったり…
そこで、トレーニングシューズの特徴をしっかり理解して、正しい使い方を極めていきましょう。
ここでは具体的な違いを4つのポイントで紹介します。
POINT-1
" フラット構造 "
ランニングシューズでは、踵からつま先にかけて下り坂のようになっているシューズが大半です。
この高さの差をドロップやオフセットなどと言います。
この差は前方への重心移動を助けてくれる機能です。
しかし、トレーニングシューズではこのドロップは限りなく低くなっています。(フラット構造)
ドロップが高いと下り坂に立っているような状況になり、直立姿勢もランニング時の姿勢も加工されてしまいます。
数ミリの違いではありますが、コンマ何秒を追い求める世界においては、正しい動きを身に着けるための大きな違いになります。
POINT-2
" グリップ(アウトソール)"
アウトソールにも大きな違いがあります。
地面をかむためのごつごつした素材は、良くランニングシューズで見かけると思います。
この素材はグリップ力を高めるために使われますが、早く走るための動き作りではこのグリップ量が高いことで「地面を蹴る・掻く」という動きを助長してしまうデメリットがあります。
※球技や他スポーツの選手と陸上選手の走り方の違いはこの思考に大きな違いが原因であることが多いです。
トレーニングシューズのアウトソールには、均一的に作られており、グリップは使用しておりません。
「蹴る・掻く」という動きから「地面からの反発を正しく受け、押す」動きへの転換にトレーニングシューズは最適です。
POINT-3
" 接地感 "
たまに耳にする言葉だと思いますが、この言葉を理解できていない人も少なくないのではないでしょうか?
この言葉は、地面に足を接地した時の感覚を意味していますが、この時の感覚というのは、クッション性を重視するランニングシューズにおいてはクッション材の柔らかさや反発性によって誤魔化されてしまいます。
トレーニングシューズは、ある程度のクッション性を保ちながら、接地感覚が掴みやすいように硬度の高いクッション材(EVA)を使用しています。
こうすることで、自分が「どの位置から」「どのように」「どのぐらいの強さで」地面に接地しているかを分かりやすくしてくれています。
正しい動きを理解している前提ですが、フォームの修正にはとても大切な機能です。
POINT-4
" 耐久性 "
トレーニングシューズというからには、耐久性は必須です。
特に動的トレーニングなどではシューズを地面に擦ってしまう機会が多くなります。
ランニングシューズのアッパーでは通気性、軽量性、フィット感、足当たりなどを重視するため軽量で通気性の良いメッシュが使用されます。
一方でトレーニングシューズは、耐久性、ホールド性、スパイク感覚を重視するため、頑丈でカチッとした素材のメッシュや補強を使っています。
その為、ハードなトレーニングに使用いただいてもランニングシューズよりも比較的長く※ご使用いただくことが可能です。
※使用頻度やトレーニング内容にもよりますが、3か月~半年くらいを目安にお考え下さい。
トレーニングシューズの違いと特徴
トレーニングシューズとランニングシューズの違いが分かったところで、次は具体的なシューズの特徴についてお話します。
現在発売されているトレーニングシューズは「レーシングスター」「ビルトトレーナー」「ウィンドスプリント3」の3種類です。
※末尾につくSPはカラー違い、ステップ限定などの表記で機能は同一になります。
「トレーニングシューズを履いてみたいけど、どれを選んだらよいかわからない?」という方は是非参考にしてみてください。
どのようなトレーニングで使うの?
トレーニングシューズは、様々なシーンでご使用いただくことができます。
ただし、トレーニングによっても目的が変わって来たり、負担が変わって来たりします。
そこで、トレーニング内容別でお勧めのシューズと理由をご紹介していきます。
①スプリントトレーニング
スプリントトレーニングでは、動きの確認と
それに伴ったタイムが大切になってきます。
その為、負担を和らげるタイプのビルトトレーナーではなく、軽量性と接地感をより重視したウィンドスプリント(アシックス)やレーシングスター(ミズノ)をお勧めします。
②坂道ダッシュ
坂道に限らず、硬い路面で行うトレーニングには
ある程度クッション性があると安心です。
なのでビルトトレーナー(ミズノ)がお勧めです。
クッション性はありますが、接地感が掴みやすいビルトトレーナーなら、ランニングシューズと一味違ったトレーニングが積めるでしょう。
③動き作り(動的ストレッチ)
動き作りで大切なのは、正しい動きがしやすい
シューズであることです。
トレーニングシューズであれば、どのシューズもフラット構造・接地感をつかみやすいクッション材を使用しています。
その為、軽量性やクッション性を基準に個人の好みに合ったトレーニングシューズで問題ありません。
ただし、バウンディングなどの大きな負担が体にかかる動きはクッション性の高いビルトトレーナーがお勧めです。
④ウェイトトレーニング
ウェイトトレーニングも厳密にはどのトレーニングシューズをご利用いただいても問題ありません。
ただし、より地面を感じやすいという観点から
レーシングスターはお勧めです。
ウィンドスプリントも薄さという観点では同じですが、インソールのつま先部分が柔らかい素材に切り替わっているため、接地面の安定感はレーシングスターの方が本当に少しですが、上となります。
細かいところまで気にする方はレーシングスターという選択になるかもしれません。
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