この企画は、StePforwardOnlineのバイヤーが一味違う逸品を自由に紹介する企画です。
商品の良し悪しという視点だけでなく、"面白い"と思う商品を皆様にご紹介していきます。
今回は、一味違うインソール、"Functional fit insoles"をご紹介!!
インソールと切っても切り離せないのが土踏まず(アーチ)のお話でしょう。
そもそもインソールを変えることには、いくつかの動機が存在します。
例えば「足が痛い」「靴が合わない」「サイズが合わない」「柔らかくしたい(硬い)」等です。
時と場合によって原因は異なりますが、インソールを変えることでアプローチできるのは主に2つだと思っています。
1つは、クッション材を入れることで衝撃吸収を強くすること、もう一つは土踏まずを持ち上げて整えることでバランスを取りやすくすることです。
どちらも足の負担だけでなく、体全体の負担も和らげることが期待できます。
中でも土踏まずの形成というのは、色々な効果が期待できるといわれています。
人間が直接的に地面に接することがあるのは主に足の裏です。足の裏の計上で体に付随するすべてのパーツを持ち上げ、支えています。
その足の裏の形が実はすごく重要です。
土踏まずというのは、3つの支点によって支えられ、3つの弧が存在します。
①内足縦アーチ②外足縦アーチ③横アーチです。これらがしっかり保てている状態がベストな状態です。
例えば、腕立て伏せするときの姿勢を想像してみてください。どの弧も等しく保てている状態が一番楽ですよね?
正しい状態から右腕だけが折れてしまえば右わき腹には負担が来ますし、左なら逆です。両方が崩れれば両方の腕周りがすぐにしびれます。
他にも足先までの血流への影響など大切なことはありますが、ここまでの説明で土踏まずの大切さは終わりにします。
土踏まずの大切さを理解したところで、Functional fit insolesとその他のインソールとの違いを見てみましょう。
Functional fit insolesの変わっているところは、その思想にあります。
土踏まずというと、足裏中足部の面で考えることが多いですが、このインソールは関節を軸に考えています。
土踏まずが落ちる原因が、その部位自体が落ちることでなく、起点となる関節部の落ち込みにあると根本的な原因にアプローチしています。
そのため、使用してみると図の赤点の部分を強く突き上げられるような、ツボを押されるような感覚を得られます。
私も偏平足なので使用していますが、最初は「痛い」とさえ感じるような感覚もありました。
他の有名メーカーのインソールも試したことがありますが、そこまでの違和感を感じたのは初めてでした。
しかし、慣れてくると、むしろそれがないと気持ち悪いというような感覚になります。
最初は本当に「どこ持ち上げてんねん!」と思いますが、それが効果の証拠なんだなと途中から理解しました。
関節を正しい状態に保って運動をすることで、正しい筋肉を使い、正しい状態に自らの力で持っていこうとする作用が働いているのかもしれませんね!
現在、Functional fit insolesは3つの種類が展開されております。
①オールラウンドモデル②ランニングモデル③レーシングモデルの3種類です。主に違うのはサポートする幅と強度です。
①オールラウンドモデル
最も幅広く、強いサポートが得られます。ランニングや運動時以外の「普段から土踏まずを持ち上げたい」「立ち仕事で使いたい」などという方にお勧めです。
普段履いているスニーカーや通勤用シューズなどにご使用ください。
※ステップスポーツでの取り扱いはございません。
②ランニングモデル
オールラウンドモデルから踵部のサポートをカットし、かつ素材も少し弾力のある柔らかいサポートを得られます。
一般的なランニングはほぼカバーできますが、ダッシュのような動きに対しては、しなやかさが少し欠如しています。
③レーシングモデル
ランニングモデルから内側のサポート部位を削っています。スピードを出すときに使用するレーシングシューズは全体的に細くなっています。
そのシューズにも入れられるようにカットしやすい形状が特徴です。もちろんサポート強度は落ちますが、スピードの出しやすさにこだわった設計です。
これらの使い分けは、走る(もしくは歩く)速さで分けていただければ良いでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は「Functional fit insoles」をご紹介させていただきました。
実は、リピーターが多いこの商品ですが、だいたいシューズで言うと2足分くらいは寿命があります。
簡単に言うと1足シューズを購入するときにセットでご購入いただき、次回シューズを購入するときはそのままそのインソールを継続してご使用いただけるくらいです。
1足のシューズをどこまで使い続けるかや、走り方によるシューズへの負担のかかり方の違いなどで寿命の伸び縮みはあります。
足や体全体の疲れが気になる方、足首や膝、腰周りのケガが多い方にはお勧めの逸品です。
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