(1) 足がにおう原因は雑菌が増殖するため
皮膚にはもともと住みついている常在細菌がいて、皮脂や角質に汗が混ざったものを栄養源として増殖します。
そのときに発生するにおい物質が汗のにおいです
。体から出る汗は全身同じ成分ですが、個々の持つ汗腺(汗を分泌するところ)の量や汗をかいた後の環境などによって、においの強さに違いを感じます。
足の裏には背中や胸に比べて5~10倍の汗腺があると言われ、体の中でも汗が出やすい部位。
また、足の裏は角質が厚く、菌にとって繁殖しやすい環境のため、他の部位よりもにおいやすくなるのです。
さらに、靴内は通気性が悪いため、蒸れることでより一層においやすくなります。
(2)子供は汗の量が多い
汗腺は子供の頃に作られ、大人になっても増えることはないと言われています。
つまり、同一人物の子供の頃と、大人になってからの汗腺の数は変わらないということ。
ただし、子供は体が小さいため表面積が小さく、汗腺が密集するため、表面積に対しての発汗量が多くなるというわけです。