HOKA ONE ONE
「急進的な変革は、しばしば単純な問題を解決しようとする時に起こります。
私たちの当初の目標は、下り坂を速く走れるシューズを開発することによって、エンデュランスレースでのタイムを向上させることでした。
その開発過程の中、私たちは全く新しいランニングシューズのコンセプトを思いつき、私たちの新しいシューズは、上り坂でのパフォーマンスも向上させることができました。
試行錯誤しながら、私たちは、過酷な条件下で100マイルを走破するアスリートに役立つシューズを新たに開発することが、すべてのランナーのパフォーマンスを向上させると気付いたのです。」
認知度が高まっている"HOKA ONE ONE"。今回はHOKA ONE ONEを専門店の視点から特集し、その魅力をお伝えします。

機能特徴
feature.
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01
アッパー
・通気性の高いメッシュアッパーを使用し、長時間の使用でも蒸れにくい。
・シュータンの形状がブーティ構造になっているため、足とのフィット感が高い。
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02
ミッドソール
・コンプレッションEVAフォームを採用し、着磁の安定感と衝撃吸収を実現
・カーボンファイバープレートを使用し、足運びがスムーズに
・メタロッカーテクノロジーが走り出しからテンポの良い推進力ある走り心地をサポート
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03
アウトソール
・必要な部位のみに配置されたラバーアウトソールが軽量化と耐久性の両立を実現

カーボンシューズ
carbon.
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EVO CARBON ROCKET
HOKA ONE ONEのシューズの中では、薄底に位置するシューズです。
その為、ROCKET X発売までは最軽量とされる218g(27.0cm)が一つの売りとなるシューズです。
また、オフセット(踵とつま先の高さの差)が1mmとほぼフラットな形状をしていることも特徴となります。
高速走行時に特にパワーを発揮するため、スピード練習やレースでの使用をお勧めいたします。
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CARBON X
カーボンプレートと、メタロッカー構造(ゆりかごのように転がる機能)により、前への推進力を与えてくれるシューズです。
クッション性が高く、長い距離にも対応できるのが魅力です。
片足重量は241gとEVO CARBON ROCKETより重たくはなりますが、その分足の負担を和らげてくれるシューズとなっています。
1キロ当たり4分前後~5分くらいが適正と感じるシューズで、爆発的なスピードは出しにくいですが、程よいペースでの長時間走行にはお勧めです。
カーボンシューズ初心者でも手を出しやすいシューズという印象です。
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CARBON X SPE
CARBON Xとソールの形状は全く同じですが、アッパーがブーティ構造となり、より高いフィット感を生み出します。
従来のCARBON Xでは多少ルーズに感じたランナーや足形がもともと細いランナーにはCARBON X SPEの方がお勧めです。
長時間使用してもフィット感が落ちにくいのも魅力です。

メタロッカー構造
META ROCKER.
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RINCON 2
このコーナーでご紹介するシューズの中では、218g(27.0cm)と最軽量のシューズです。
しかしながら、ヒール部分の厚みはあるためクッション性は高いです。
スピードから長距離まで幅広く使用できるシューズなので、万能型と言えるシューズです。
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CLIFTON EDGE
復元力の高いミッドソールを使用しており、反発性と軽量性の両立がされています。
また、見た目でもわかるようにヒール部分の面積が非常に広く安定した着地を促してくれます。
どちらかというと速さより楽さに比重を置いたイメージのシューズですが、見た目以上に軽い(252g)ため、幅広いランニングに使用できるという評価を得ているシューズです。
HOKA ONE ONEならではのデザイン性の高さもこのシューズの魅力です。
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CLIFTON 7
HOKA ONE ONEでは一番の定番シューズに位置するシューズです。
クッション性に富んでおり、初心者から上級者の練習まで非常に幅広い層に人気のあるシューズです。
他のシリーズ同様、クッションの厚みがあるにもかかわらず、オフセットが低い構造です。その為、ゆっくりした動きからダイナミックな動きまで多様な動きを邪魔しない設計になっています。

TECH3.
HOKA ONE ONEのシューズは、基本的に踵とつま先の高低差が低い底ドロップ構造となっています。
この高さは"オフセット"という言葉で表現されることもあり、HOKA ONE ONEのシューズはこのオフセットが5mmとなっているシューズが多いです。中には1mmというシューズもあります。他メーカーのシューズだと比較的多いのは8mm~12mmとなります。
数字だけ見ると大きな差に感じませんが、実際はこの数ミリで走り心地も大きく変わります。
特に、足首の可動域が広く、比較的柔らかい方が多い日本人にとっては、「地面を力に伝えやすい」「足首の可動域を狭めることでオーバーストライドを防ぐ」といったメリットがあります。
ランナーにはもちろん、陸上競技のアスリートにもお勧めしたいシューズです。
あまりランニングシューズでは注目されない部分ですが、底ドロップのシューズは一度試していただくと違いが分かると思います!
オフセット
offset.
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オフセット=1mm
オフセット1mmのシューズは、HOKA ONE ONEではEVO CARBON ROCKETになります。
1㎜となるとほとんどフラットな状態になっており、裸足で立っているのと近い感覚です。
地面を押し込みやすくスピードも出しやすいです。自然と前足部よりで着ができるため、ミッドフットやフォアフットという走り方をしている方や目指している方にはぜひご使用いただきたいシューズです。
シューズが一歩一歩衝撃を吸収してくれるというよりは、スムーズに重心を移動できるポジションで着地ができるように促してくれます。
また、厚底になればなるほどオフセットは高くなるため、この厚さでオフセットが低いシューズはかなり貴重です。