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跳躍種目

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種目ごとに様々な情報をご提供

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PROFILE

名前 瀬口 真司

所属店舗 ステップ陸上本店

店舗連絡先 06-6608-0300

出身地 大阪府

出身校 天理大学(奈良)

種目 走幅跳/100m

自己ベスト 7m09/10秒95

中学高校大学と10年間走幅跳をメインにしていました。
日本記録も更新されてとても盛り上がっている走幅跳の魅力を基礎的なことからマニアックなことまでお伝えできればと思います。

「跳躍スタイルに合ったスパイクを選ぼう!!」

みなさん様々な跳躍スタイルで走幅跳をしていると思います!
走幅跳の選手には大きく分けて
・助走がとても速く、低く跳び出す選手
・助走はそこまで速くなく、高く跳び出す選手
の2パターンの跳躍スタイルがあると思います!

メーカーによって違うスパイクの特徴を理解して、跳躍スタイルに合わせることで好記録を出しやすくなると思います!!

~各メーカーの特徴~
アシックスの特徴
⇒スピードが出しやすい、足幅が狭い、跳び出し角度がコントロールしやすい
ナイキの特徴
⇒スピードが出しやすい、足幅が狭い、跳び出し角度が高くなりやすい
ミズノの特徴
⇒跳び出しやすい、足幅が広い、跳び出し角度が高くなりやすい
アディダスの特徴
⇒跳び出しやすい、足幅が広い、跳び出し角度がコントロールしやすい

もちろん高いレベルに成長していくためには「長所を伸ばし、短所を減らしていくこと」が必要不可欠ではあります。
自分の跳躍スタイルに合うスパイクを履いて好記録を狙っていきましょう!!

POINT 1

POINT2

「走幅跳用スパイクのサイズを選ぶ時のポイントを抑えよう!」

陸上競技においてスパイクは唯一のギアです!実はスパイクの履き方によって記録がかなり左右されます。
走幅跳ではたった1cmで優勝やベスト8、決勝進出などが決まることが多く、とても重要だと考えます!
走幅跳用スパイクのサイズが自分に合っているのかよく確認して選びましょう!!
爪先に少し余裕があるかどうか確認してみよう!
走幅跳用のスパイクはキツキツでピッタリサイズで履く選手が非常に多いです!ですが!実はあまりオススメではありません。。
走幅跳の踏切動作の時に自分の体重の7倍から10倍のエネルギーがかかります!その分足も広がるのであらかじめ少しスペースを空けておく必要があります!
また、キツキツのサイズでスパイクを履き続けると、足の指の力が使えずに足底筋膜炎や踵のクッションを潰してしまいケガの原因になってしまいます!!
なので足の指の力を使えるように爪先に少しだけ余裕があるサイズがオススメです!

「踏切技術を高めたい人は・・・」

走幅跳は踏切がとても大事です!!
助走で高めたスピードを失速させずに踏み切ることが好記録に繋がるからです!!
100mのタイムは速いのに走幅跳の記録に結びつかない人の大きな原因の1つは踏切動作時の失速が原因です!
踏切動作を正しく行い、失速を無くすためには、2スキップやラダーなどのドリル練習やハードルジャンプ、リバウンドジャンプなどのジャンプ練習をスパイクと同じような接地感覚で行うことがかなり近道になります!!

~スパイクと同じような接地感覚のシューズ~
1.フラットなミッドソール
2.少し硬めのアウトソール
3.ホールド感の良いアッパー
この3つが揃っているシューズを選んでください!!練習効率を格段に上げてくれるはずです!!
例えば、右の画像のような"アシックス ウィンドスプリント" "ミズノ レーシングスター" "ミズノ ビルトトレーナー"などが上記の条件を満たしており、お勧めです!

POINT 3

TOPIC1

助走について考えてみよう!

走幅跳で記録を出し続けていくために何が重要なのかを考えてみましょう!!
私が現役の時に大事にしていたことをお伝えしようと思います!!
今回は助走について書いていこうと思います!

助走はただ速ければ良いというものではなく、リズム感がとても重要です!
私は助走のイメージを「スタート」「中盤」「踏切前」の3つに分けてリズムを分けて考えていました!
これから説明する助走の切り替えは”第二マーク”を置くと分かりやすいです。

スタートでは地面を押すように大きく動き、動きのムラを少なくすることとスピードを上げていくことを大事にしてスタートします。
動きのムラを少なくすることで踏切の時に足が合わないことが極力減らせられると考えていたからです!
また、なるべくパワーを使わずにスピードを上げられるようにスタートは特に大きくゆっくり動くことを意識していました!

中盤ではスタートの大きな動きからダッシュに近い形までスムーズに移行していくことを大事にして、持てるパワーを全力で出し切っていました!
助走の中で一番スピードが高いところまで持っていくことがとても重要だと考えています!

踏切前ではラスト4歩前まではしっかり走り、間延びせずにタタタターンと走り抜けるイメージで踏切板を捉えていくことを大事にしていました!!

伝わるかわかりませんが…『自転車からのジャンプ』をイメージしてみてください!
止まっている状態から自転車を漕ぎ始める時はペダルをしっかり踏みます!(スタート)
スピードが乗ってきたら立ち漕ぎです!全力で走ります!(中盤)
自転車からジャンプする時はギリギリまではペダルを漕がないと思います!ペダルを漕がなくても(力を入れて走らなくても)スピードが落ちずに走り続けてくれます!
その間にジャンプに向けて準備をします!(踏切前)
伝わればうれしいですが…メリハリをつけて助走を走ることがとても大事だということです!!

助走のイメージの練習はスパイクで行うとタイミングが早すぎてなかなか上達しにくいです!
私はミズノのビルトトレーナーを使って助走のイメージづくりや技術練習、バウンディングなどのトレーニングをやっていました!
シューズですが本当にスパイクに近い接地感なので跳躍選手が主に行う練習の大半に使えるのでとてもオススメです!

TOPIC2

ケガ予防、パフォーマンスアップにオススメアイテム!

走幅跳をはじめとする跳躍種目では同じ踏切足ばかり使うため、足のサイズや筋肉量に左右差が生まれがちです!

実は足の左右差は「去年好成績を残せたのに、今年はうまくいかない…」というお客様によく見られる症状です!!
学生陸上をされている方にとって練習出来ない時間や成果がでない時間はとてももったいないですよね?

左右差がヒドくなると足の裏や足首、腰、股関節に負担がかかったりして大きなケガに繋がってしまいます!
踏切の時に強い衝撃を与えることで左右差が徐々にひどくなっていき、知らない間に本来のパフォーマンスを発揮できない状態になってしまうこともあります!
(私の場合は踏切足の方が0.5センチ小さく甲も高くなっていました!踏切のパワーがうまく逃がせず、足の裏のケガを1年半繰り返し、苦しい時期を過ごしました!!)

また、速く走ることや高い技術の習得に時間がかかってしまいます!
地面に加えられるパワーが左右で異なると上手く足が回らずキレイに走ることができなくなります!よく言われる「地面からの反発」に左右差が出てしまうのです!

「重心の移動を理解する」ことや「実際に自分がどのように動いているのかを認知する」などの繊細な感覚が高い技術を習得するにはとても大事です!
左右のズレは無くしておくほうが短期間で高い技術を習得する近道だと思います!

?オススメアイテム?
【機能性インソール】
足のアーチを保つことで左右差を減らしてくれる【機能性インソール】は毎日のトレーニングの質を高めてくれます!
速い助走と大きな瞬発力が必要とされる走幅跳では地面に伝える力の大きさはとても重要で、切っても切れない関係にあります!
地面に一番近い「足の裏」をサポートすることはとても重要だと考えています!
【機能性インソール】はシューズに入れておくだけで効果を発揮してくれますので楽チンです!ぜひ試してみてください!


【5本指ソックス】
足の指をバラバラに意識しやすい【5本指ソックス】は足の裏全体を使うことがイメージしやすいです!
足は動かしやすい動きばかりしてしまう傾向にあると思います!踏切の時にしっかりパワーを伝えられない動きをしてしまうこともあります!
バランスよく使えるようにすることで悪いクセや左右差を無くしていきましょう!
【5本指ソックス】は履くことに時間がかかってしまうデメリットはありますが、履くだけでサポートがついているモデルもあるのでオススメです!

跳躍種目

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PROFILE

名前 市川 寛人

所属店舗 ステップスポーツ東京本店

店舗連絡先 03-5840-6068

出身地 岐阜県

出身校 長良高等学校/静岡大学

種目 三段跳

自己ベスト 14m63cm

こんにちは!はじめまして!高校から大学まで三段跳をやっていました!
大学では指導者のいない中、自分たちで試行錯誤し、たくさんの挑戦と失敗を重ね、高校から1m近く記録を伸ばすことができました!
そんな経験が三段跳をやっている、またこれからやろうと思っている皆さんの役に立てばうれしいです!
みんなで世界中を三段跳の渦に巻き込んでいきましょう!

「スパイクは靴擦れするくらいで履け!」

「跳躍スパイクはきつめで履け!」と言われますが、どのくらいきつく履けばいいのか分かってない人も多いのではないでしょうか?
僕は現役時代スパイクをいろいろなサイズ感で履いてきました。
その中で一番しっくり来たのが、履き始めが靴擦れするサイズ感です。つま先がちょっぴり痛くなるサイズ感です。
具体的に言うと、足の実測プラス0.7cmです。皆さんに同じサイズ感で履いて、同じ痛い思いをしてほしいわけではありませんが、そのくらいきつく履いても大丈夫ということを伝えたいです。

きつく履く理由は主に2つあると考えています。
1つ目、ファールを防ぐためです。
足よりも靴が大きければ大きいほど、自分の感覚よりも靴が前に出てしまいます。そうなるとファールを招きます。0.1㎝でも踏切板からはみ出せばファールです。0.1㎝でも自分の足と靴のずれを防ぐために、できるだけ足ピッタリに履きましょう!
2つ目、しっかりと地面をキックするためです。三段跳、特にステップでは、しっかり地面をキックして、地面から離れる時にスピード、エネルギーを加えることが記録につながります。指先が余っているとスパイクの先だけぐにゃっと曲がってうまくキックできません。
記録を狙うためにも足ピッタリにスパイクを履くべきです!

POINT 1

POINT2

「三段跳スパイクのここを見ろ!」

三段跳スパイクは、短距離スパイクなどと比べると数も少なく選びやすいように思います。
しかし!実際にはメーカーの説明も少なく、調べても情報があまり出て来ません。どれを見ればいいのか、どこを見ればいいのか分からず、見た目で選ぶ人も少なくありません。僕もそうでした。見た目で選ぶのは悪いとは言いませんが(テンションもあがりますし…)見るべきポイントは知っておいて損はないです!
ポイントは主に2つあります!

1つ目はクッション性です。
三段跳は接地時、最大で体重の22倍の力がかかるといわれています。そのため怪我が非常に多く、特にかかとを痛める選手が後を絶ちません。かかとのクッションは接地の衝撃を緩和し怪我を予防してくれるので、とても大事です。ただし、分厚ければそれだけ重量が重くなります。多少重くてもクッションをとるか、クッションを諦めて軽さを取るか、自分のタイプに合わせて考えてみましょう。
2つ目はプレートの硬さです。硬ければ硬いほどいい!というわけではありません。硬ければ地面を離れる時、足先で地面をキックする時にかかとがついてきて、抜けが早くなります。接地時間が早くなりますが、力を最後まで加えることが難しいです。逆にしなやかだと、足の指先まで使って地面をしっかりキックすることができます!この場合、接地時間は長くなりますが、力を最後まで加えやすくなります。これもどちらがいいか自分で考えてみましょう。

「己を知り、戦略を立てろ!」

スパイク選びで最も重要なのが、自分の強みと弱みを知ることです。
何が得意で何が苦手なのかをしっかり把握しましょう!そして、強みを生かしていくか弱みをつぶしていくかという戦略を立てることも必要となってきます。
「助走が得意だからこのスパイクにしよう」なのか「助走が苦手だからこのスパイクにしよう」と全く違うタイプでも選ぶスパイクが同じだったりします。どういう戦略で記録を伸ばしていくか考えてみましょう!
ここで自分の強みと弱みを把握しやすくするために、三段跳の2つの跳躍タイプを紹介します。
1つ目は、スピードタイプです。助走スピードが速く、各跳躍の接地時間が短いタイプです。最後のジャンプまでスピードを残して、大きくドーンと飛距離を出します。長身で手足が長く、比較的細身の選手が多い印象です。
2つ目は、パワータイプです。各跳躍の接地時間が長い代わりに、それぞれの跳躍で飛距離を出しています。べったり地面についてぐっと押すように跳びます。こちらはスピードタイプに比べると、がっしりしていて体格の良い選手が多い印象です。

いかがでしょうか?みなさんはどちらのタイプでしたか?もしかしたら自分の強みと今の跳躍がかみ合ってない方もいらっしゃったのではないでしょうか。紹介した跳躍のタイプと、自分の強み弱み、②で紹介した三段跳スパイクの見るポイント、それぞれを見ながら自分の戦略を立ててスパイクを選びましょう!

POINT 3

TOPIC1

意外と大事!足首の話。

「足首の話は陸上競技でよくされます。「足首を固めろ!」と指導を受けた選手も多いのではないでしょうか?当然、三段跳においてもかなり重要です。「なぜ足首を固めたほうが良いのか?」話をしていきます!
まず、足首を固めるということをより具体的に言うと、地面に接地してから抜けるまでの間に足首の角度を変えず、ほとんど動かさないということです!なぜ足首を動かさないほうがいいのか、というと理由は2つに分けられます。
?
1つ目はより強く地面を踏むためです。強く地面に力を加えれば強く地面から力が返ってきて、より早く遠くに自分を運んでくれます。つまりホップ・ステップ・ジャンプの各跳躍においてスピードを落とさず距離を伸ばせるということです。
そして、より強く地面を踏むためには、股関節を支点にして脚を下の方向に伸ばすように地面に接地することが必要です。足首や膝など末端の部分が出す力よりも根っこの股関節が出す力の方が強いからです。ここで、もし足首が固定されていないとどうなるか?接地した瞬間に足首がぐちゃっとつぶれて力が吸収され逃げてしまいます。
つまり、せっかく股関節から強い力を加えようとしているのに足首が潰れることによって地面に十分な力が加わらないということです。十分な力が加わらないということは地面からの力も十分返ってこないということなので、つぶれた跳躍になる可能性があります。
?
2つ目はリード脚のスイングを強く速くするためです。先ほどは地面に着く方の接地脚の話をしましたが、地面に着いていない方の脚(リード脚や遊脚など様々な呼び方があります)もとても大事です。ホップ・ステップ・ジャンプの各跳躍においてリード脚は、接地脚で受け止め、得た反発の力をより速く前方向の力に変える役割を果たします。より速くリード脚をスイングすることができれば、接地時間の短縮にもなりますし、より飛距離を伸ばすこともできます。そしてリード脚のスイング時に足首が固まっていないとスイングの力が殺されてしまいます。なぜなら足首がだらんとした状態だと股関節から足首までの距離が長くなり、動かしづらいからです。各跳躍でより速いスピードを維持して距離を伸ばすためにも、足首は固定しておきましょう!

ここで足首を固めるためにおススメの方法を1つ紹介します!それは足首にサポートの入ったソックスを履くことです!どうしても自分で固定しようとすると、余計な場所にまで力が入ってしまい、動きがぎくしゃくしがちです。そこで体の外から力を加え足首を固定することで、無駄な力みを無くすことができます。ということで足首にサポートの入ったソックスがおススメになってきます。
特におすすめなのが、「履くだけBダッシュソックス」です!かなり強力に足首をサポートしてくれます!ただ、全体的にものすごく締め付けが強いので、「きつすぎる!」という方には「FUNCTIONAL FIT SOX RACING」が程よくサポートが入っていておススメです!

TOPIC2

ステップが潰れる方必見!!

三段跳をやっていく中で必ずぶち当たる壁が「ステップが潰れてしまう」という悩みです。
多くの競技者が悩み試行錯誤していると思います。実際僕も悩んできました。そこで、ここでは僕なりに、これまでの経験からステップが潰れる原因をいくつか挙げます。自分の跳躍を振り返って、自分に当てはまりそうなものを考えてみてください!
? 1つ目はホップが高すぎることです。「そんなの知ってるよ!」という声が聞こえてきそうですが、詳しく話をしていきます。ステップの踏切は空中から行います。空中にいるということは、それだけ地面に近い場所よりも高いエネルギーを持ちます。このエネルギーを受け止めるときに、耐えきれず、膝を曲げてエネルギーを吸収しようとするとつぶれたステップになってしまいます。ということで、できるだけ受け止めるエネルギーを少なくするためにホップを低く跳ぶわけです。三段跳は3回の跳躍の合計距離を競う種目であってホップの飛距離を競う種目ではありません。その後の跳躍のことも考えて、ホップの高さと飛距離を調節しましょう!

2つめは接地脚の位置が重心に対して遠すぎることです。接地脚が遠すぎると、まず地面に力を加えづらく反発をもらいにくいです。前のトピックでお話ししましたが、より強く地面を踏むためには、股関節を支点にして脚を下の方向に伸ばすように地面に接地することが必要です。ここで足が股関節よりも前方にあると、股関節周りの筋肉の発揮がしづらく地面に加える力が弱くなってしまいます。地面に加える力が弱いともらえる反発の力も弱くなるので、前に進まずつぶれたステップになります。
また、接地脚の位置が重心から遠すぎると接地が長くなります。足が前に出ているということは体が後ろにあるということです。そのため接地脚が遠すぎると、体を前に運ぶための時間が余分にかかってしまいます。そして接地時間が長くなれば、体にかかる力が強くなるので、その力を吸収しようとして膝を曲げつぶれたステップになります。
できるだけ体に近い場所で接地するように、股関節を支点にして体の真下に脚を引きつけるようなイメージを持ちましょう!

3つ目は接地のタイミングでリード脚が遅れていることです。これも前のトピックで話しましたが、リード脚は、接地脚で受け止め、得た反発の力をより速く前方向の力に変える役割を果たします。接地したタイミングでリード脚が後方にあると、一番地面から力をもらえるタイミングで体が前に運ばれないためつぶれたステップになります。
上記した接地脚を引きつけるタイミングで、リード脚を前方にスイングし始めるように動かすとタイミングが合いやすいです。本を閉じるように接地脚とリード脚を同時に引きつけるイメージを持ってもいいかもしれません

跳躍種目

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PROFILE

名前 尾原 秀征

所属店舗 ステップ陸上大阪店

店舗連絡先 06-6376-0092

出身地 島根県

出身校 大社高校

種目 走高跳

自己ベスト 1m97cm

中、高と6年、走高跳をやっていました!
バーを跳び越える時の選手の姿が、とても優雅な種目です。
高跳びのことならお任せあれ!
選手の皆さんが1cmでも高く跳べるようにサポート致します!

「大事なのはやっぱりサイズ感!!」

スパイクのサイズは皆様どの様に選ばれていますか?
よく跳躍種目はスパイクは多少キツいくらいのピッタリで履く!というイメージが強いのではないでしょうか。
こだわりがある方もおられるかと思いますが、良く分かりません!という方は慎重に選びましょう。
ピッタリフィットするサイズ感が確かにいいですが、指が動かない程のピッタリなサイズ感は避けて下さい。
高跳びの動きの中で内傾、後傾、踏切の動作があります。そのどれもが地面をしっかりつかむ!押す!という踏ん張りの力が必要になります。なので指が使えないと踏ん張りの力が最大限出せなくなりますし、怪我を招くこともあります。
実際にスパイクをご試着された際には足指が自由に動くことを確認してみる事がポイントです!
メーカーごとにサイズ感も違ってアシックス→ミズノ→adidas→NIKEの順でスパイクの構造が広くなりますので、自分の足型に合ったものをお選び下さい!

POINT 1

POINT2

「助走スピード活かしたい!」

高跳び選手の方は大体がスパイク選びをこだわった事がなく、とりあえずあるものを履いていたという声を多く耳にします。
元々出ている品番や取り扱っているスポーツ店も少なくて選択肢があまりありませんからね...。
こだっわっている人が少ないということは!!しっかり自分に合ったものを選ぶことでライバルに勝てる、突き放せる可能性は非常に高くなりますね!
それではポイント①です!
こちらは助走をしっかり走りたい方に向けたポイントです。
助走をしっかり走りたいという方はアシックスかNIKEがオススメです。
NIKEは単純に軽いという点がポイント。アシックスとミズノのタイプもですが、そもそも右足踏切か、左足踏切かでスパイクの構造が変わります。カーブ助走を走りやすくする為に踏切足に合わせて傾斜をつけております。
ただし、ミズノはアシックスより多少重量があるので助走スピードを活かすならアシックスがお勧めです。

「踏切をしっかり意識したい!」

ポイント②は踏切の安定感を見たポイントになります。
ラスト5歩から踏切の動きに重きを置かれている方はミズノ、adidasのメーカーがオススメです。
高跳びのスパイクは大体がソールが硬めですが中でもadidasの高跳スパイクはかなり硬い部類に入ると個人的に思っています。 その為、踏切後の反発力はかなりいいです!その代わりにそれなりの筋力が必要なので筋力に自信がない方はミズノのタイプがオススメです。
ミズノのスパイクの方がソールが柔らかめになります!ミズノも踏切の際の安定感は抜群にいいです!
私はミズノとadidasを現役時代好んで履いてましたが、踏み切った際にしっかり腰が乗るような感覚が好きでした。
ちなみにアシックスのソールは比較的柔らかめ、NIKEのソールは硬めになります。
総合的に見て、個人的にはやはりアシックスかミズノのタイプがオススメです。
ご参考にしてみてください!!

POINT 3

TOPIC1

1cmにこだわるワンポイントアイテム

高跳びの動きの中では、カーブ助走というものがあるとスパイク選びのポイントでも、お話を出しました。
いわゆる内傾というというものです。この動きは実は足の関節にかなり負担が掛かります。
人間の足関節は横の動きにはとても弱いので、ここで関節を守るためにブレーキをかけるような動きをすると成功跳躍に繋がりません。怪我を招くことだってあります。
そこで必須アイテムになってくるのがソックス!特にオススメなのがFUNCTIONAL FIT SOCKS です!
このモデルには普通のソックスにはない足首にテーピングサポートを付けています。この機能があることで足関節へのダメージを減らすと共に、余計な足のブレも抑えてくれます。
しかも滑り止めの力は吸盤型のような1点でグリップを効かせるのではなく、細かい繊維を練り込んだ面でグリップを効かせるタイプになります!グレーに色が変わっているところがその部分となります。
まさに高跳びの為にあるようなソックスなんです!
こちらの商品には丸指と五本指のタイプがありますので、お好みのタイプをお選び下さい!
もし好き嫌いがなければ五本指タイプを是非使ってみて下さい!
少し履きにくいというデメリットはあるかもしれませんが、五本指タイプの方が指が分かれて踏ん張りの力が強くなります!

TOPIC2

高く跳ぶ為のトレーニングとは!

高跳び選手のお客様を接客させて頂くときに、どういったトレーニングをしたらいいですかと何度か伺われたことがあります。
私が学生時代によく行っていたトレーニングが、「ボックスジャンプ」
高さのあるボックスに跳び上がっては降りて、跳び上がっては降りてを繰り返すトレーニングです。
これで瞬発力を高めることができます。分かりやすく言えばジャンプ力が付きます。
ただ目的は素早く、高い位置に腰を運ぶことなので、高いボックスに足が乗ればOKということではありません。
高さのあるボックスで跳んでいても、低い高さのボックスでジャンプしている時より、腰の位置が低かったり、腰が引けていたりしたら意味がありません。また「素早く」やるというところもポイントでゆっくりやっていても瞬発力は身に付きませんので、意味をしっかり理解して取り組んでみて下さい!腰を高く!素早く!がポイントですよ!
あとはやはり、しっかりとした身体づくりが必要になります。内傾、後傾をしている際には強い土台がないといけません。
地面からの反力を上手く活かせない、せっかくの助走スピードが活かせない、様々な無駄が生まれて上へ跳べずに、横に流れてしまう跳躍になってしまいます。
ウェイトトレーニングを取り入れてしっかりとした身体づくりをしてみて下さい!これをやってたおかげでインターハイに出れました!と言っている選手がいるほどなので是非取り入れてみてはいかがでしょうか!
または、コアフォースクリームという塗るだけで体幹が強くなる魔法のようなアイテムもあるので、こういったトレーニングに取り入れてもいいかもしれません!

跳躍種目

棒高跳を志すアスリートへ

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PROFILE

名前 菅原康平

所属店舗 ステップスポーツ立川店

店舗連絡先 042-526-0592

出身地 神奈川県

出身校 東京高等学校、東海大学

種目 棒高跳

自己ベスト 4m90cm

皆様はじめまして!中学・高校・大学の10年間、棒高跳を主として陸上競技に励んできました。
競技人口は他の種目よりも少ないですが、近年では女子棒高跳もインターハイ種目に加わりました。
「実はやってみたいんだよな…」と思っている方は是非チャレンジしてみてください!
全国のポールボウルターを全力サポート致します!

「それぞれの種目特性に合わせたスパイク選びを」

走幅跳には走幅跳用、走高跳には走高跳用のスパイクがあるように、棒高跳にも棒高跳用の専門スパイクがあります。
棒高跳は他の跳躍種目と違い、両腕で身体の支持が出来ません。その為、踏切時にかかる足への負担も大きくなります。
また、失敗跳躍時に助走路へ戻ってきてしまうことやボックス(ポールを突っ込む場所)へ足から着地してしまうシーンも稀に起こります。
近年では助走スピードや軽さを重視するあまり走幅跳用のスパイクで棒高跳を行う選手も増えてきていますが、怪我や事故のリスクを減らす為にも棒高跳用のスパイクで跳躍を行うことをお勧めします。

POINT 1

POINT2

「走幅跳用よりも棒高跳用スパイクの方が踏切位置が高くなる!?」

安全面で棒高跳用スパイクをお勧めしましたが、競技面でも勿論専門種目のスパイクだけあって理にかなっています。
棒高跳は踏切時のポールを持っている右手(右利きの場合)の位置が高ければ高いほどポールがマット側に起こしやすくなります。
つまり、より長く・硬いポールが使える可能性が増えるということです。
本題に戻りますが、走幅跳用スパイクだと踵のクッションが薄くなる為、踏切時に相当な筋力がないと腰位置の低い跳躍になってしまいます。
棒高跳用スパイクでは踵のクッションが分厚いため、踏切時に軸が安定しやすく、腰の位置が高い状態で踏切動作が行えます。
跳躍競技では踏切動作で試技の良し悪しが決まるといっても過言ではありません。
正しい助走、正しい踏切動作が行えるスパイク選びを心がけてください。

「サイズ感はきつ過ぎず緩すぎずがポイント!」

棒高跳は競技時間が物凄く長い競技です。
サイズ感は好みが分かれる部分ですが、ぴったりと履き過ぎると競技の後半で足が疲れやすくなります。
棒高跳や走高跳のようなバー競技は競技後半にかけてベスト跳躍をしなければなりませんよね?
その為には、程よく指先が動かせるくらいには余裕を持たせて良いと思います。
また、指が動かせる事により地面を捉える力も発揮しやすくなります。
足の指が使えることにより、助走の安定感や踏切の安定感も高くなります。
各メーカーによって跳躍スパイクのサイズ感や生地感の違いによる履き心地が違いますので、自分の足型(足幅や甲の高さ等)に合わせたスパイク選び、サイズ選びが重要です。

POINT 3

TOPIC1

棒高跳 練習の極意 ~跳んだ数だけ強くなれる!

棒高跳は陸上競技の中でも特殊な競技で「陸上競技の要素1割、体操競技の要素9割」といわれています。
助走を強化しようとランメニューに励んだり、空中動作を強化しようとマット運動や鉄棒を使ったトレーニングを行いますよね。
棒高跳という種目は全身バランス良く鍛えていく必要があります。
その中でも、跳躍練習は【助走~踏切・突っ込み動作~空中動作~クリアランス】の跳躍全体の流れや跳躍の感覚をつかむには必要不可欠な練習です。
私が棒高跳を始めたころは、毎日W-UPで鉄棒を行い、その後はひたすら跳躍練習しかしていなかったと思います。
跳ぶ回数が増えれば増えるほど、空中動作に自信が持てるようになりますよ!?
また、跳躍練習の際に「助走はこうしなきゃ...」「踏切は高く...」「突っ込みは左手を曲げないように...」「空中動作はこうしなきゃ...」などなど、跳ぶ前にいろいろ考えちゃいますよね。
でも、欲張りすぎると大体は跳ぶ前に意識しようとしていたことは一つも意識できません!!(跳び終わった後に思い出すパターンです。)
跳躍練習の際に意識するポイントは1つに絞り「これだけは必ずやる!」と決めて跳躍練習をしてください。
1回の跳躍で体力も大きく消費してしまう棒高跳は1日の練習も限られた本数しか行えません。
ライバルよりも多く跳躍練習するためには、1週間の練習メニューの中に跳躍練習を行う回数を増やしてみると良いかもしれないですね!跳躍練習は必ず集中して行い、怪我や事故を起こさないこと、1本1本の跳躍を質の高い練習にしていきましょう!

TOPIC2

長丁場の試合時間でもベストパフォーマンスを発揮するために!!

シューズ選びのポイントでもお伝えしましたが、とにかく試合時間がとにかく長い種目です。しかも夏場は暑さも加わりダブルパンチです。
試技開始の跳び始める高さを変えたり、試技をパスをしたりと様々な試合運びを行いながら、自分が目標としている高さに向けてベストコンディションを作っていきますよね。
待ち時間が長い選手だと競技開始から1時間後2時間後に跳び始める選手もいると思います。棒高跳において良い記録を狙うためには疲労との付き合い方が重要になります。

大学生からは試合中に「サングラス」をかける選手もいますよね。
太陽のまぶしさでバーが見えづらくなることを防ぐことや目から入る紫外線を防ぐこと、まぶしい時に目をすぼめると起こる筋の緊張を防ぐことなど疲労軽減に実は重要アイテムなんです。

また、夏場の試合では「アイスマッサージ」が効果的です。(氷を袋に入れて軽くさする)
体温が高い状態が長く続くと、代謝が亢進した ままとなり、疲労感もより強く長くなります。そこでアイスマッサージを行い一時的に体温を下げることにより、疲労の蓄積を防ぐことができます。実際、私自身も良く行っていましたが足がかなり軽くなりますよ!
そして、試合時・練習時 季節に関係なくオススメの商品がコチラ!
「パワーマキシマイズ」
試合時には次の試技まで時間が空くときなど小まめに使用することで疲労を溜めにくく、足のだるさをスッキリさせてくれます。
スプレーの後はスパイクを履いてしっかり刺激を入れてあげてくださいね。
練習時も同様に空いている時間に小まめに使用してください。カバンに1本あると様々なシーンで大活躍のオススメアイテムです!
疲労に負けることなくベストパフォーマンスを発揮してください!!

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