POINT-1
" フラット構造 "
ランニングシューズでは、踵からつま先にかけて下り坂のようになっているシューズが大半です。
この高さの差をドロップやオフセットなどと言います。
この差は前方への重心移動を助けてくれる機能です。
しかし、トレーニングシューズではこのドロップは限りなく低くなっています。(フラット構造)
ドロップが高いと下り坂に立っているような状況になり、直立姿勢もランニング時の姿勢も加工されてしまいます。
数ミリの違いではありますが、コンマ何秒を追い求める世界においては、正しい動きを身に着けるための大きな違いになります。
POINT-2
" グリップ(アウトソール)"
アウトソールにも大きな違いがあります。
地面をかむためのごつごつした素材は、良くランニングシューズで見かけると思います。
この素材はグリップ力を高めるために使われますが、早く走るための動き作りではこのグリップ量が高いことで「地面を蹴る・掻く」という動きを助長してしまうデメリットがあります。
※球技や他スポーツの選手と陸上選手の走り方の違いはこの思考に大きな違いが原因であることが多いです。
トレーニングシューズのアウトソールには、均一的に作られており、グリップは使用しておりません。
「蹴る・掻く」という動きから「地面からの反発を正しく受け、押す」動きへの転換にトレーニングシューズは最適です。
POINT-3
" 接地感 "
たまに耳にする言葉だと思いますが、この言葉を理解できていない人も少なくないのではないでしょうか?
この言葉は、地面に足を接地した時の感覚を意味していますが、この時の感覚というのは、クッション性を重視するランニングシューズにおいてはクッション材の柔らかさや反発性によって誤魔化されてしまいます。
トレーニングシューズは、ある程度のクッション性を保ちながら、接地感覚が掴みやすいように硬度の高いクッション材(EVA)を使用しています。
こうすることで、自分が「どの位置から」「どのように」「どのぐらいの強さで」地面に接地しているかを分かりやすくしてくれています。
正しい動きを理解している前提ですが、フォームの修正にはとても大切な機能です。
POINT-4
" 耐久性 "
トレーニングシューズというからには、耐久性は必須です。
特に動的トレーニングなどではシューズを地面に擦ってしまう機会が多くなります。
ランニングシューズのアッパーでは通気性、軽量性、フィット感、足当たりなどを重視するため軽量で通気性の良いメッシュが使用されます。
一方でトレーニングシューズは、耐久性、ホールド性、スパイク感覚を重視するため、頑丈でカチッとした素材のメッシュや補強を使っています。
その為、ハードなトレーニングに使用いただいてもランニングシューズよりも比較的長く※ご使用いただくことが可能です。
※使用頻度やトレーニング内容にもよりますが、3か月~半年くらいを目安にお考え下さい。
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